事業承継のきっかけ

事業承継の大きな課題の一つ、
「きっかけがない」のソリューションをまとめてみます。

農業者年金を受給するタイミング
後継者がローンを組むタイミング
後継者のK点
年齢(エイヤッ)
後継者に子供ができる(エイヤッ)
経営の大きな設備投資
農家仲間の事業承継に感化された
【BAD】経営者の死去
【BAD】経営者のケガ、病気

農業者年金を受給するタイミング

これボク該当じゃなく詳しくない…
追ってヒアリングして深掘りします。

後継者が住宅ローンを組むタイミング

住宅ローンを組むにあたり、審査を通しやすくするために
承継したというケースもあります。ひとまずは名義が代わること、だいじ!

後継者のK点

戦略的に事業承継の準備を進めた場合、
後継者育成を計画的に行うことが良策。
☑︎新規事業を取り組ませ、500万円とか1000万円とかって目標金額を設定させる
☑︎生産部門の段取りを任せ、3年経験させたら交代
というふうに、◯年経験させたら、◯円や◯件を突破できたら交代するという計画を立てるのが良いですね。K点を設定していないと
「子どもがいつまでも責任感を持たない」という、承継あるあるになりがち。

年齢(エイヤッ)

経営者、もしくは後継者の年齢をタイミングにするのも一つ。ややエイヤッという感はありますが、立場が人を育てるという面もあるので、意外と良策なのでは、と思ってます。
たけもと農場のケース「就農から10年で」というのも、年齢に近い感じ。

後継者に子どもが出来る(エイヤッ)

後継者の結婚、子どもが出来る、家を建てるというライフイベントに伴うのも、良いタイミング。周囲からの見られ方も代わるタイミングなので、良いきっかけになるかも。

大きな設備投資

大きな設備投資は、自己資金ではなく借入で行う場合も多いはず。
そのタイミングで事業承継すれば、金融機関も納得感が大きいはず。

農家仲間の承継に感化されて

同世代の農家仲間の承継に感化されるケースも多い。
タイミングとしては良いですが、事業承継は計画的に行うことがより良いので、その点はご理解いただきたいですね。

【BAD】経営者の死去

避けたいタイミング、経営者の死去。
継がれるべきポイントが承継できない(わからなくなる)恐れがあるので、避けたいし、万が一に備えて、継がれるべきポイントを整理して言語化しておく必要もありますね。

【BAD】経営者のケガ、病気

避けたいタイミング、経営者のケガ、病気。
元気なうちに承継することで、併走できる良さがあります。
時間と共に承継されていった前時代の感覚をリブートしたいですね。

承継については、
名義変更
税務対策
だけの側面ではなく、
これまでの歴史、経験、技術の蓄積、ネットワークを次代にどう活かすかという点も重視されるべき。
狭義の事業承継に焦点を置いた近視眼的な取り組みでなく
広義の事業承継に取り組みたいところですね。