たけもと農場では
種まきを終えると
出芽器に積んで
加温・加湿します。
「出芽(しゅつが)」
という工程。
1.タネの準備
↓
2.催芽
↓
3.種まき
↓
4.出芽
↓
5.苗出し
↓
6.田んぼ準備
↓
7.田植え
工程でいうと
4番の部分ですね。
出芽器の温度は、
こちらで自由に設定できて
教科書的には
30℃で2晩とちょっとで
芽が出てくれるアンバイです。
でも、外気温も影響してくるので
なかなか、杓子定規のようには
いきません。
この日のこの時間に
出てほしいな~と
デザインして
取り掛かるんですが、
毎年ブレがすごい(^^;
「農家は毎年が一年生」
とはよく言ったもので、
”思ったようにはいかないモード”、
早くも本領発揮です(^^;
種をまいた苗箱を
上の写真のように積んで
カバーを被せて
加温します。
かつてのメカでは
一日おきに水をタンクに
補給してやんないといけない
仕組みだったんですが、
10数年?20年近く?
経って更新した出芽器では
出芽してる3日のあいだ
水を補給してあげなくてもOK!
すっごいラク~( ̄▽ ̄)
とは言え、朝・昼・晩と
作動確認とかのチェックをしてます。
苗のトラブルとかミステイクは
精神的にダメージが大きいので
念には念を。
きちんと電源入ってるか
温度センサーと実際の中の温度はズレてないか
温度がモレている箇所はないか
ひょっとして芽が出てないか
確認してます。
気温が高いのもあってか
今年は少し早いですね。
2晩ののち。
おっ!
おおおっ!
出てる~(/TДT)/
無事に、芽を出してくれました。
コレには毎度、感激しますね。
「農業の一番どの部分が好き?」と
聞かれると、
この瞬間と答えますね!
農業はじめた頃は、
収穫の「とれた とれた~」
っていうのが一番やりがいを
感じてたんですが、
今は断然コッチ。
昨年のこの時期にも書いたんですが
国産イタリア米「カルナローリ」
っていう、リゾットなどに向いているお米を
初めて作ったとき、
芽が出るっていう素晴らしさを
再認識したんですよね。
国産イタリア米カルナローリを
作り始めたことが
ボクの農業人生のはじまりだったのかも、
と思えるほど、
このお米が、ボクにすべて教えてくれました。
その時の記事。
国産カルナローリの芽が出たって話
4.出芽
の次は
5.苗出し
です!
それはまた今度で。
ではまた。
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