ワラマキ政策

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稲刈りをする機械コンバインは、色んな働きをしてくれます。

もともと、combineって英語は組み合わせるとか兼ね備えるっていう意味なので、色んな働きを兼ね備えるってところが名前の由来なんでしょう(憶測ですけど)。

で、何の機能があるかというと、刈取りと脱穀、トウミによる選別、排ワラなどです。走る機能もあんじゃん!とかモミを送り出す機能もあんじゃん!とか言われるかもしれませんけど、まぁざっくりと(^^;

刈り取って脱穀した後は、ワラとモミに分かれるんですが、モミは運転席後ろにあるタンクへGO!そして、ワラは切断されておケツから出てきます。

これは、決して「要らないものだからシュレッダーにかけて廃棄する」的なカンジでやってることじゃなく、ジツは意味があります。

ワラには、ケイ酸という成分が多く含まれていて、イネの体をがっしりさせる成分なので、これを田んぼに施用することで次のシーズンの稲作へつながるワケです。たけもと農場がこだわってる「土づくり」の一環でもあります。

ジイちゃんの時代は、稲刈りをしたらそれをニオ積みにして乾燥させて、脱穀した後に耕運機にワラを積んで田んぼへ持って行き、切断してまいたそうです。

大変そうだ・・・。

その技術が普及したお陰で、コンバインに標準装備されたんですから、先人たちには頭が上がりませんね(^-^)

コンバインには、ワラを切らずに長いままで出すことが出来るようになっているので、近くで畑をしてる人なんかは

「あんちゃん、ワラくてぃ」と毎年言ってこられます。
(くてぃっていうのは、”くれ”と”ちょうだい”の中間くらいの方言だと思ってます。”もらえる?”くらいのニュアンスかな??)

お礼にと、缶コーヒーとかジュースを頂くことも多く、高いワラ代になってます
(^-^)

たけもと農場の中で、最もROIの高いモノかも(^^;