稲刈りの作業と同時に行われる作業が、「籾摺り(もみすり)」という作業です。
機械によって、籾の殻を剥いで、もみがらと玄米に分ける作業です。
上の写真は玄米です。
籾のからをはいだら、機械によって小さな粒、未熟な粒をより分け、キチンとした粒を選別しています。で、選別した後のものが玄米で、これを30キロの袋に袋詰めしていきます。
ウチだと、1シーズン5000袋以上・・・
延々と続く袋詰め作業です(^^;
この写真は、第1次選別によって落選した「クズ米」です。
網目でフルイにかけて、それに落ちた網下のお米ですね。
クズ米は別途で出荷して、発泡酒の原料やら何やらに使われるらしいです。飼料(エサ)にも使われてるのかな?
特定米穀というもので、お米とは別物という流通の仕方をします。奥が深い。
いつぞや、クズ米をブランド米と銘打って販売してた女社長がいて逮捕されたってニュースで流れてましたけど、信じられない話です。ひどいですね。
第1次選別を見事勝ち抜いた米たちの中から、さらに第2次選別で小さな粒がより分けられます。
これは、「中米(ちゅうまい)」と呼んでいます。業者さんによっては違う呼び名があるみたいで、まぁ人それぞれといったところでしょうか。
中米の用途は、詳しくは知らないんですが、お煎餅なんかの米菓用に使われたりするらしいです。
普通のお米にちょっと混ぜて、割安のお米にしてるケースなんかもあるらしいですよ。
割安には理由があるんですね~。
かって話題になった事故米みたいな危ないお米じゃないんで、
そこはご理解いただきたいんですけど、未熟な粒やらが多いので、味はノッてないです。
屑米と玄米の間の網目の大きさ。
一次選抜の屑米、二次選別の中米、その2つの選別をくぐり抜けた粒が、
たけもと農場のお米として、晴れて代表選手になれるワケです。
選別は、誰しもやってることなので、
これをもって「だからウチのお米はうまいげんよ!」なんてことではないです(^-^)
普通のことです。
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