アグリファンド石川
という農家の団体があります。
団体というか、勉強会というか。
「ちゃんとした経営ができる
農家をめざす会」
ざっくり言ってしまえば、
そういう目的意識のものです。
はじまりは、
昭和40~50年代。
現日本政策金融公庫の
農林事業部である
農林漁業金融公庫。
ここで
総合施設資金という
借入メニューがあり、
それを借入れしている農家にむけて
「ちゃんと(自分の力で)経営改善計画をたてて
設備投資や規模拡大を戦略的に行い、
資金を返済できる農家を目指したまえ。」
と、当時の総裁が
おっしゃっていたようです。
で、ボクの祖父が
ターゲットにロックオンされたのか
(多分されたんだと思います)、
「竹本君よ。キミ、全国に先立つ
モデルになる県が要るとは思わんかね。
総合資金を借入している農家たちが
一緒になって切磋琢磨するような
組織を、作ってみなさい。
キミ、旗ふりなさい。」
というようなニュアンスの
ご指導をいただいたと、
ぼんやり言い伝えで聞いた気がします。
(祖父はボクが生まれる前に
亡くなってしまったので、言い伝えです)
昭和52年に
「(旧)石川県農林総合資金友の会」が
設立されます。
現在のアグリファンド石川もそうなんですが
設立当時より、
コメ、野菜だけでなく
酪農、畜産、加工販売と、
「農家」とひとくくりにせど
多種多様な農業を繰り広げている
メンバーの集まりとなり、
大変に勉強になり、刺激になったと
これまた言い伝えられています。
平成6年に
総合施設資金が廃止され、
かわりにスーパーL資金が作られたのを機に
名称を
総合資金友の会より
「アグリファンド石川」
というものに変えました。
今も
JAバンク石川信連が
事務局となって
活動している
勉強会です。
農業者の横のつながりは
いろんな組織でありますが、
ボクにとっては、祖父との縁も深いので
アグリファンド石川への思い入れは
大きいですね。
写真は2年くらい前の集まりの時の。
金沢フォーラスの
トラットリアぶどうの木にて。
活動のことも
随時アップしていこうと思います。
今日はこのあたりで。
ではまた。
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