自給率・・・

農業に就いている以上、食料自給率に興味を示しています。
今の日本の自給率は39%です。

米はほぼ100%・・・では一体なにが自給率が低いのか?

大麦・小麦や大豆、とうもろこしなどかな?というところまでは想像できますが、実際の数字は・・・

小麦は1%
大豆は2%

だそうです。(また聞きなので、ざっくりとした数字ですけど)

じゃあ麦や豆つくればいいじゃん!となってしまいますけど、そんなに簡単な話ではありません。

なぜか?

輸入する農産物が安く、価格競争が(まったく)歯が立たないからです。

それまたなぜ?

経営が違うのが大きな要因でしょうか。耕地面積(農家ごと)が、アメリカの平均でウチ(たけもと農場)の50倍くらいです。面積が大きければ、大きな機械で効率的な生産が見込めます。(その反面、デメリットも当然あるでしょうけど。)それよりも大きいのは、農地の賃料(われわれ農家が、地主さんに払う料金)がアメリカの平均でウチの50分の1以下だということです。

差が大きすぎて、なんだか比較のしよう(日本の農業とアメリカ(というか海外)の農業)がない対象になります。

米づくりよりも手間をかけて、米の半値以下のものを作るというのは、なかなか大変です(精神的に)。

なんてことを、芽が出た大豆を見ながら思ったり。そして、こうも思います。

「なんだか、陰気くさかった(汗)」