諦めることを覚える

こないだ
どこかのテレビで
流れたフレーズで
すごく響いたのが、コレ。

「諦めることを覚える」

すごくネガティブに見せかけて
とても深いと感じました(笑)

テレビの内容は、確か
なかなか結婚できない男性向けのアドバイスで
「犬と猿を飼いなさい」と言ってました。
そのこころは
「世の中、自分の思い通りにならないと分かるから」
というような印象の言葉でした。

この言葉が響いた背景には、
以前あった、小学生からの質問だと思います。

その小学生からは
「お米があんまりとれなかった時は
どんな気分ですか?」
という質問でした。

その時の回答は
「がっくりきましたね~」程度の
ことだったと思うんですけど
その時からすごーく胸につかえてた
感覚があります。

確かにがっくりはしたけど、
したけど何??くらいの感覚。
しょうがないというか、
ダメやった時はダメやった時でしょ、
くらいの感覚なんですよね。

がっくりしたけど、
農業やめようかなと思ったことはないし
がっくりしたけど、
農業がつらくなったわけでもないし
がっくりしたけど、
次の年は、ヨッシャーって年かもしれないし

要は
それはそれで、諦めたということなのかと
思います。

でもでも、諦めるっていうと、
なんかイメージが悪いな~
と考えていました。

大好きなマンガ「スラムダンク」でも
「諦めたら、そこで試合終了ですよ」という
好きな名言ありますし。

って、ずーっと思ってたところ、
今回のコレですよ!

なんたって、
農業は「自分の思い通りにはならない」
ことに定評がありますからね(笑)

つまりそれは、「願いが叶わなかった」とか「挫折」あるいは「悔い」に
つながるような『諦め』ではなく

「ありのままを受け止める」とか「結果に納得する」に
つながるような『諦め』だったのではないかと。

そんなことを書こうと
少し調べてみると、
諦める=”明ら”める
というのが語源で
”心を納得させるプロセス”という意味合いの仏教用語だと
出てきました。

なるほど納得。

農業は
自然相手。

毎年が一年生。

思い通りにならないからって
言い訳にばかりしないし
無理して抗わないし(ある程度は抵抗しますが笑)
ありのままで。