そうだ、葉っぱを売ろう!過疎の町、どん底からの再生

おばあちゃんが葉っぱを売って儲かってるというビジネスモデルは、どこかで聞いたことあったかも・・・という程度しか知りませんでした。で、本屋でこの本を見かけたことは何度かあったんですけど、特に手にとることはありませんでした。

それなのに、こうして実際に手にとって読んだワケですが、そのきっかけになったのは本の帯!オビに「カンブリア宮殿」って文字が光輝いていました。

カンブリア宮殿ってのはテレビ番組で、テレビ東京でやってるんですけど、石川じゃお目にかかれない(たまによく分かんない時間帯にやってたりしますけど)ものなので、個人的に石川でも放送してくれ~って渇望してる番組です。フアンなんです。

就農1年目に東京に2日間の研修に行ったとき、研修が終わってホテルに戻ってビール飲みながらテレビをつけると、のっけから面白い番組にぶち当たりました。

「さすが、首都は違うな」

マジでそう思いましたっけ。
それがカンブリア宮殿でした。

で、最近この本を手にした時も、
葉っぱを売ろう=たぶんおばあちゃんが葉っぱ売るビジネスのアレかな。面白そう。

帯に「カンブリア宮殿」に著者出演の文字が・・・=うん、買おう!

という思考回路でレジへ運んだものでした。

大学のゼミで2005年くらいに徳島へ行こう(勉強でね)ってなったとき、どこを視察したいか探した中で、この上勝町を見つけることが出来なかったあたり、ボク自身のふがいなさを感じるところですし(農業系のゼミじゃなかったので、他の人ももちろん知ってませんでした)、逆に、今は少しは進歩したかな・・・と感じるところでもあったりします。

本を読んだ感想ですが、とにかくこの著者の横石知二さんのバイタリティーの強さにうなされます。人間として尊敬します。すごいです。

114ページあたりが泣けます。
社会人としては、あるいは人としては、社会や周りの人たちからこう思われる者を目指すべきですよね。

地域を変えるには、若者・よそ者・バカ者が必要というような言葉はよく使われますが、横石さんは若者でよそ者、バカ者とはいかないまでも、失敗を恐れず即行動する実行力という点では、パンピー(一般ピーポー)とは異なっていたんでしょう。

著者がJAの営農指導員という立場であったことから
「うちのJAの営農部のひとがこうだったらな~」なんて、読みながら思っちゃいましたけど、そもそもJAに頼ってどうするってハナシですよね。

地域を変えよ!
若者!バカ者!

って、ボクか!