身は一代 名は末代という
タイトルで
講演してきました(^_^)
ネタの持ち時間、1時間。
お相手は
農業経営アドバイザーさん達。
釈迦に説法
する訳にはいかないので
あるべき論とかでなく
実体験を
重点的に
お話ししました。
次世代田植機の開発PJ
トヨタさんとの米づくり改善PJ
父との二人三脚の経営継承
イタリア米づくり
など、
取り組んできましたが、
どの局面でも
大事だったのは
「人と人」
「交流」
でした。
ツライことも
経験しましたが、
一人で塞ぎ込むことなく、
頭を抱えることがなかったのは、
特別なスキルや
才能みたいなことではなく
色んな人が
まわりにいてくれたから。
人と人ですよね。
その、周りの人たちにも、
スキルや才能が
求められてるんじゃ
ないと思うんです。
経営アドバイザーだから
出来ることって
言うほどないと
思ってて
(あっ、このへんは、講演では
触れませんでしたよ。
釈迦に説法だし。)
色んな情報を持ってる
アドバイザーよりも、
ちょくちょく
会いに来てくれて
ただただ話を聞いてくれる人
のほうが
価値があることもある。
「経営アドバイザーって資格とろうと思っとるし、農家のこと、もっと知らんなんと思ったし、話きかせてー」と、近くの農家さんに行く。
「あの資格の宿題で、農家さんの課題ヒアリングして、レポートせんなんげん。ちょっと、話きかせてー(ホントはそんな宿題なかったとしても)」と、近くの農家さんに行く。
最初は
「ボクもそうそうヒマじゃないよ(笑)」
とか、軽く牽制されても、
かまわず行く。
何べんも通ううちに
「オヤジと意見が合わんでね」
ってホンネが聞ける
信頼関係が築ける。
信頼関係を築く
そのプロセスを作るきっかけに
アドバイザーの資格はあればよくて、
「資格は持ったけど、農家さんは誰も相談にも来ない。」
みたいな主張は、ナンセンス。
「相談に来てさえもらえれば、手腕をふるえる。」
これも、ナンセンス。
現状は、本業とのシナジーとして
期待されてると思うんですが、
よくて
本業8:アドバイザー2
くらいの雰囲気。
ましてや、客サイドである農家さんにとっては
借入9:アドバイス受ける1
ホントに1あるのか、くらいのレベルだと
思うんですよね。
ここで言いたいのは、
「だから、この資格は意味ないんすよ」
ってことじゃない。
○まだまだ、農家にもアドバイザーにも伸び代すごくある
○必要なのは、知識よりも、フットワーク
○本文を全うするまで、やめない。本文を忘れない工夫。
ってことだと、思います。
これも、講演では触れてません。
釈迦に説法だと思っているので。
平成29年度
農業経営アドバイザーミーティング
石川県地場産業振興センターにて。
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