お米に困らなくていいよね・・・という誤解

今は昔ですが、白ご飯が嫌いな時期がありました。
農家の息子・・・というコンプレックスによるものなんかじゃなく、純粋にマズく感じたのです。今でもありますけど。

ただしこれは、たけもと農場のお米はマズイってこと・・・ではないんです!

また、白ご飯が嫌いになったということでもなく、れっきとした理由があるのです。

実は、

我が家は、たけもと農場の「商品にならないワケあり米」の処理係だったようです。そのお米とは、

古米であったり、
もみすり作業中にこぼれて後で掃き集めたお米だったり、
コンバインやもみすり機での仕事を終えたときに掃除して出てくるお米だったり、

といったお米がウチに来ているようです。捨てるのはもったいないですからね

なので、コメ農家はおいしいお米いつも食べれていいね~と言われることがあるのですが、誤解なのです。農家はみんながみんな、というワケでもないでしょうけど。

じいちゃんの代では、とれるお米が少なすぎて食べる米がなくなったこともあったそうです。そこが、たけもと農場の原点である「土づくり」の出発点だったと言われています。